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カナダのIT会社で働いて、驚いた事まとめ
投稿日 2019年6月13日 12:05:00 (社会・金融)
カナダのIT会社で働いて、驚いた事まとめ:
・スーツで来るな!クライアントに見えるからGパンで来い
・体調悪いならSick dayを使え
・有給取る時、理由を言わなくていいから
・残業したら出来ない奴と思われるから5時で帰れ
・「家族の都合で…」と言った瞬間、部署全員が「Family first!」の大合唱
前ツイート、沢山のいいね・RTを頂いているので少し補足です。
オフィスワーカーだと、上はそれなりにパリッと、下はGパンが一般的です。清潔感があれば良くて、服装で誰にも何も言われません。営業職や役員など、他社に出向く予定があるとスーツの人も居ます。それでもネクタイまで締めないですね。
カナダのIT会社で働いて、ダメだなと思った事まとめ:
・実力主義は顕著。働くまでのハードルが高い
・パフォーマンスが悪いと直ぐに解雇
・解雇は急でかなりドライ。ドラマで観るダンボール渡される→机を片付けて去るシーンを何度も観た
・朝礼などでパートナーやジムの話を延々とする人が必ずいるw
残業代に関して。カナダの会社で残業は一般的ではありません。(飲食業など一部そうでない業種もあります)
従業員に残業させると会社側が2倍近い残業代を払う事になるのと、従業員の方も残業代に対して多くの税金を支払うなどの法整備が整っています。
人件費と製品の値段を公正にする仕組みです。
カナダは「8時間以上働くとパフォーマンスが著しく下がる」との共通認識があると思います。人間が集中出来るコアタイムは3-5時間が限界です。
サッカーの試合で90分を超えて、毎日延長120分を戦ってる社員だらけの職場を想像してみて下さい。
残業はゼロが基本で、身体を休めるのも仕事の一部です。
「カナダ」だと流石に主語が大きいので、オフィスワークの慣習が全業種に行き届いている訳ではありません。
イエローナイフの鉱山業は2週間働いて→1週間休むなど変則勤務も盛んです。広告代理店はクライアントやイベントの都合で土日働く事もあります。土日出たら、月火は休みになりますが(経験談)
仕事の作業量に関して。バンクーバーのIT会社(9年間で計4社)で働いた経験上、
・その日のタスクは事前に決定→チーム内で共有
・従って残業すると、「時間内に終わってない奴」とレッテルを貼られる
・残業の発生は仕事の振り分けが悪い上司やマネージャーの責任。ここが彼らの腕の見せ所となる。
上司との付き合いに関して。
・下の名前で呼び合う。肩書では呼ばない
・何時に出社しようが帰ろうが、タスクが終わっていれば何も言わない
・部下の仕事の遅れは上司の責任なので、タスクの振り分けはかなり慎重
・クリスマスは上司が部下全員にプレゼントを配る(チョコレートやブックシェルフ等)
カナダの給料に関して。
・給料は月収では無く、年収を12ヶ月で割る(プロ野球選手っぽい?)
・面接で提示された額は、残業代とボーナス含まず
・ボーナスはまず出ない
・交通費も出ない
・給料は基本アップしない
・上げる方法は、「転職する」か「ヘッドハンティングされたと自分から交渉する」
【ご報告】「カナダの働き方」に関する一連のツイートが、記事としてTwitterのまとめサイト・Togetter ( @togetter_jp ) さんに掲載されました!
リプライくれた人の意見も沢山載っているので、良かったら読んでみて下さい。現在インプレッション数、270万人超えです(汗)https://togetter.com/li/1363500
試用期間に関して。カナダは「実力主義」ですが、
入社後、3ヶ月間のプロベーション(試用期間)を経て、正社員になります。この期間は仕事を覚える猶予が与えられ、もし職場が合わないと感じたら、辞めるのは自由。会社側もこの期間内に解雇するのは自由。
双方に見定める期間が設けられています。
@happy_life_xyz さん、@plageoj さん、@RikuS3nさん、コメントありがとうございます。そうですね!平たく言うと、「病気欠勤日」で有給とは別に休める権利です。カナダだと平均7日程度、付与されるケースが多いみたいです。
公務員なら病欠制度があります
病欠の場合だと、90日間は給料が全額支給されます
その後は1年間は給料の8割支給で、1年以上になると無給になります
元自衛官ですが、自衛隊では数カ月休職という人は普通にいました
2年間病欠した後に復帰という人も知り合いにいますhttps://shukatsu-mirai.com/archives/26053
結局日本が変わらないのは、カスタマー側の老人層や特定層が「あそこは服装がだらしない〜」とか「仕事にGパンはビジネスマナー的に〜」とか言うからだよね…
そろそろ旧世代が徐々に絶滅して変わりつつあるけど
コメントありがとうございます。カナダも実力主義的な部分、解雇の時のドライな感じなど悪い部分もありますが、総じて家族第一主義だったり、ワークライフバランスの認識は日本よりも進んでいると思います。日本は上の世代の人口も多いので、若者が望むスピードで変革出来てない感が歯がゆいですよね。
ドライに解雇できることは悪いことなんですか?
ドライに解雇できる、ドライに辞めていい、これがセット、かつ成果にきちんと応える報酬制度があれば、ただの一つの考え方であって、悪いとも思いませんが……。
コメントありがとうございます。ダメな所はプライベート優先なので、
・営業時間外は一切、対応しなくなる
・朝礼でパートナーやジムの話を永遠する人がいる
・昼休憩が30分〜2時間と個人差が激しい
けどその日のタスクは明確に割当てられてるので、遅く出勤しても早く帰っても何も言われません。
僕の場合、10年間で計4社のIT企業で働いてきましたが、基本は年俸制だと思います。残業とボーナスは年収には含まないですね。成果物でというよりはサラリーでは貰うんですが、与えられるタスクが割としっかり出るので、期限内にそれを終わらせ続けて、クビにならずにやっていく的なスタンスです。
一流のIT企業のオフィスに行ってエンジニアがみんなスーツを着ていたらびっくりしますよね。
スーツ強制は会社の合理性を図る一つの試金石になります。日本にもこんな会社が増えてほしい。https://rich-engineer.com/2019/02/16/suit/ …
職場に場違いだからw 服装の規定も無いけど、上下スーツはフォーマル過ぎてやり過ぎ感出てる。営業職の人や役員など他社に出向く人達は別だけど。一般的なオフィスワーカーはスティーブジョブスみたいな感じで、上はそれなりにパリッと、下はGパンが基本スタイル。清潔感があれば、良しって感じ。
Source: ロン速
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